株式会社ユー・メディコ、新たな分析センターを開設
大阪府箕面市に拠点を置く株式会社ユー・メディコが、GMP(Good Manufacturing Practice)基準に準拠した新たな分析拠点「ユー・メディコ分析センター」を2025年7月29日にオープンしました。このセンターは、急成長を遂げる遺伝子治療分野において、製薬企業やバイオテクノロジー企業の多様なニーズに応えることを目指しています。
新設分析センターの目的
遺伝子治療薬は難治性疾患や遺伝性疾患に対する革新的な治療法として注目を集めていますが、その研究開発には高精度かつ再現性のある品質評価技術が不可欠です。このセンターでは、信頼性の高い分析データを提供するため、GMP基準に準じた分析環境を整備しました。
センターの特長
本センターでは、以下の特長があります:
1.
GMP / GLP基準に準拠した品質分析体制
高い基準での品質管理が行われ、信頼性のあるデータを提供します。
2.
国内唯一のGMP基準に準拠した超遠心分析サービス
特殊な分析手法を用いてウイルスベクターの性能を評価します。
3.
一貫した品質評価
ウイルスベクターの純度や同一性、不純物の評価に対応。
4.
国際的なサービス体制
日本語と英語に対応し、グローバルな顧客ニーズに応えます。
5.
先進的な設備
P2及びBSL2に対応した設備が整っています。
製造センターとの連携
また、同社の吹田市にある製造センターでは、以下のサービスを提供しています:
- - AAV分析参照品の提供
- - 研究用AAVの製造
- - プロセス開発及びCDMOへの技術移管
これにより、研究と開発をスムーズに行うための支援が可能になります。
代表のコメント
代表取締役の福原彩乃は、「本分析センターの開設は、グローバルに拡大する遺伝子治療領域において、日本から高品質な分析サービスを発信する大きな一歩」と述べています。さらに、製薬企業やアカデミアとの連携を強化し、安全で高品質な医薬品の提供を目指すとしています。
オープニングセレモニー
2025年7月29日に実施されたオープニングセレモニーには、多くのアカデミアの専門家やパートナー企業のゲストが参加しました。テープカットや祝辞も行われ、盛大な雰囲気の中で新拠点のスタートを祝いました。
新センターの概要
- - 名称: 株式会社ユー・メディコ 分析センター
- - 所在地: 大阪府箕面市船場西2丁目1-1 エリモビル7F
- - 延床面積: 約1140㎡
- - 稼働開始日: 2025年7月
ユー・メディコは、バイオ医薬品及び遺伝子細胞治療薬の品質分析に特化した分析CROであり、再生医療の進展に寄与し続けています。今後も最新技術を駆使し、信頼されるサービスを提供していくことで、医薬品の安全性と品質を確保していく予定です。
詳しい情報は
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