四国銀行がBBSecの「G-MDR」を採用しサイバー防御を強化
最近、四国銀行が株式会社ブロードバンドセキュリティ(BBSec)のサイバーセキュリティ防御サービス「G-MDR」を採用したとの発表がありました。この採用により、四国銀行ではサイバー攻撃に対する防御体制やリスク管理がさらに強化されることになります。
G-MDRとは
BBSecが提供する「G-MDR(Global Managed Detection and Response)」は、24時間365日体制でサイバー攻撃の兆候を監視し、迅速に検知や分析を行い、初動対応支援までを行うフルアウトソース型のセキュリティ運用サービスです。これにより、銀行は日々の運用工数の最適化を図ることができ、金融庁のガイドラインにも準じた高度なサイバーセキュリティ対策が期待されます。
サイバー攻撃の実情
近年、国内外の金融機関を狙うサイバー攻撃は巧妙化しており、国際的な対立の影響を受けてその頻度も高まっています。金融庁が2022年に改訂した「金融機関等におけるサイバーセキュリティ管理態勢に関するガイドライン」や、2024年に公開される新しいガイドラインでも、サイバー攻撃への対応強化が重要視されています。
しかし、金融機関の現場では、アラート対応にかかる工数の増大や、多様なセキュリティ製品間でのログの統合が大きな課題となっています。特に、高度な検知・分析・対応を行うための専門知識や人材の確保は、かなりの苦労を伴っています。こうした状況の中、四国銀行はBBSecの「G-MDR」を採用することで、これらの課題を解決しようとしています。
OpenXDRの導入
「G-MDR」サービスには、OpenXDR(Extended Detection and Response)技術が採用されています。この技術により、異なるベンダー製品間のデータを統合して相関分析することが可能となっています。この結果、特定のベンダーに依存せず、柔軟な監視体制の構築が実現し、迅速な脅威の検出と対応が可能です。
今後の展望
BBSecは、今後「Vision 2030」を掲げ、全ての組織がサイバー・レジリエンスを持つ社会の実現を目指しています。G-MDRの採用は、そのための重要なステップであり、OpenXDRによる相関分析の自動化やAIを使用した脅威インテリジェンスの統合が、未来の全産業における標準モデルと位置付けられています。また、G-MDRは「24時間365日の監視の内製が困難」「人材不足」「多様なログの統合」といった課題にも応え、金融機関に限らず、他の業界でも需要が高まることでしょう。
BBSecの役割
BBSecは2000年に設立され、トータルセキュリティサービスを提供してきた企業です。可視化や診断から事故晴れた時の迅速な対応まで、一貫したサービスの提供を行っており、高い技術力や豊富な経験を活かしています。近年では「サプライチェーンを狙った攻撃」や「社会インフラを狙った攻撃」、さらには「AI時代のセキュリティ」といった新たな社会課題にも取り組んでいます。BBSecの目指すところは、悪意のある攻撃から多くの人々を守り、安心して利用できるネットワーク社会の構築です。これからの展開にも注目です。