建設業界の新たな一歩
建設業の経理担当者が抱える複雑な会計処理の問題を解消すべく、株式会社建設ドットウェブは、原価管理システム「どっと原価シリーズ」と株式会社TKCの会計ソフト「FX4クラウド」の自動連携機能を開始しました。これにより、従来の煩雑なデータ入力作業を大幅に軽減し、業務の効率化を図ることができます。
経理業務の厳しさ
建設業界は、長期工事や個別管理、そして複雑な会計基準といった独特の業務形態を持つため、経理処理が他の業種に比べて非常に専門的です。また、デジタル化の遅れも指摘されており、業務フローの見直しとともに、効果的なシステム導入が急務とされています。この新しいサービスは、こうしたニーズに応えるものです。
自動連携の仕組み
新たに導入された自動連携機能により、両システムが同一のPCにインストールされている場合、原価管理システムから一つのボタンを押すことでSLPファイルの出力と仕訳データの読込みが行われます。このプロセスが自動化されることで、「FX4クラウド」でのデータ入力作業が簡素化され、結果的に業務のスピードが向上します。
さらに、仕訳入力されたデータは手動でCSVファイルとして「どっと原価シリーズ」に受け入れることも可能です。これは、高度なネットワーク環境がなくても利用できるため、さまざまな現場でも柔軟に対応できます。
原価管理システム「どっと原価シリーズ」の特徴
このシステムは、工事関連の収益や原価を一元管理し、リアルタイムでデータを可視化します。これは経営判断を行う際に欠かせない要素です。特に「どっと原価3」はクラウド型で、いつでもどこでもアクセスが可能です。さらに、企業の成長に適応できる選択式導入が可能です。人気のカスタマイズ事例がテンプレート化された「解決テンプレート」や、スマートフォン向けの「+Bizシリーズ」も好評です。
TKC会計ソフト「FX4クラウド」の特長
「FX4クラウド」は、変化の激しい経営環境に対応するために、資金繰りや業務管理を強力にサポートします。このシステムは、中堅・中規模企業に広く利用されており、単なる決算書作成を超えて、経営課題に対する解決策を見つけるためのツールとしても機能します。
まとめ
建設業界における経理業務の効率化を大きく進めるこの連携は、業務負担の軽減だけでなく、経営の迅速な意思決定に寄与する可能性を秘めています。デジタル化の波に乗り、未来の建設業界を牽引する成功事例となることが期待されています。今後の展開に目が離せません。