ProofX構想の全体像
株式会社ProofXより発表された「ProofX構想」は、現代社会におけるデータの主権を取り戻すための取り組みです。この構想は、「あらゆる経験をデジタルデータ化し、自分自身に所有権を与えることで、さまざまなメリットを享受できる世界を実現する」ことを目的としています。
ProofX構想が狙う3つの課題
ProofXは、以下の3つの大きな課題に取り組みます。
1.
データの分断化: 現在、ユーザーのデータは様々なプラットフォームに分散されており、個々のユーザーがそのデータを利用することが難しい現状があります。
2.
所有権の不在: 自分のデータを所有することができず、その恩恵をフルに享受できていないユーザーが多数存在します。
3.
リアルな経験データの蓄積不足: ユーザーのリアルな経験をデータとして組織的に蓄積する手段が十分ではありません。
これらの課題を解決するために、ProofXはブロックチェーン技術とNFTを取り入れたインセンティブ設計を通じて、利用者が自分のデータを所有し活用できる世界を目指します。
ProofXの構造
ProofX構想は、
プロトコルレイヤーと
サービスレイヤーという2つの部分から成り立っています。
- - プロトコルレイヤー: 経験データをNFTとして発行します。
- - サービスレイヤー: NFTを基にした様々なサービスを展開します。
この二つのレイヤーが協力し合うことによって、ユーザーは全世界で自身の経験データをNFTとしてウォレットに保持し、異なるプラットフォーム間で多様なサービスを利用できる環境が整えられます。
ProofXのサービス
ProofXがリリースした、または予定しているサービスの一部を以下にご紹介します。
Mintit(ミントイット)
このサービスは「NFTを活用したスタンプラリーサービス」であり、デジタルスタンプラリーのスタンプをNFTで化するソリューションです。QRコードを使って店舗や観光地を訪問し、位置情報を活用して不正獲得を防ぐ仕組みなのが特徴です。例えば、2022年の4月から6月に、新宿区の銭湯と協力して実施されたイベントなどがあります。
このMintitを利用することで、参加者は複数の店舗を巡ってNFTスタンプを集め、地域活性化を図ることができます。さらに、NFTを持つことで、専用コミュニティへの参加や限定イベントへの招待といった特典が得られます。これにより、従来のスタンプラリーを単なるイベントから、次回のマーケティングにつなげる一つの「投資」に変えることが可能になります。
ProofXアプリ
2022年6月にリリース予定のProofXアプリは、ユーザーが経験データをNFTとして発行できるWebアプリケーションです。特定の条件を満たした法人や個人は、QRコードや位置情報認証を利用してNFTを発行することができます。最初の期間は無料で提供され、事前登録も受け付けています。これにより、より多くの人々がNFTを通じてデータの所有権を楽しめるようになります。
株式会社ProofXについて
株式会社ProofXは、NFTを実績や経験を証明するデータとし、その相互運用性に注目したWeb3スタートアップです。今後も、ユーザーが自身のデータをより良く使える未来を実現するための活動を展開していきます。
詳しくは、公式Twitterや問い合わせメールでお知らせください。
N.B.: 詳細はホワイトペーパーにて確認できます。
ホワイトペーパーはこちら