金沢工大・産総研の挑戦
2024-08-21 15:57:29

金沢工大と産総研が共に進めるサーキュラーエコノミーの未来とは

金沢工大と産総研が共に進めるサーキュラーエコノミーの未来とは



2024年10月31日、金沢工業大学と産業技術総合研究所(産総研)が共催する「金沢工大・産総研先端複合材料BIL/マルチマテリアルシンポジウム」が開催されます。このシンポジウムでは、両機関の強みを活かした共同研究の成果を基に、サーキュラーエコノミーと高機能素材の可能性について探求されます。まず、金沢工大・産総研先端複合材料BILについて紹介しましょう。
このラボは、金沢工大と産総研が持つ独自の材料開発能力を活かし、地域企業と連携した共同研究を推進することを目的として設立されました。2023年の設立から、地域との密接な関係を築きながら、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。

地域への貢献



特に注目すべきは、金沢工大と産総研が連携し、地域のニーズを反映した研究を行っている点です。産総研は、材料や化学領域における技術シーズを持ち、これを地域企業と結びつけることで様々な社会課題の解決を目指しています。シンポジウムでは、産総研が提供する最新の技術や研究成果が紹介され、地域の産業界と密接に連携する重要性が強調されます。

サーキュラーエコノミーの実現



シンポジウムのテーマである「サーキュラーエコノミー×高機能素材分野の未来と今」は、従来の廃棄物管理の枠を超え、資源の投入や消費そのものを減少させる新たな経済システムを模索するものです。特に、石川県は炭素繊維や軽金属などの素材産業が盛んな地域ですが、これらの製造は多くのエネルギーを消費することが課題となっています。
これを改善するために、金沢工大・産総研BILでは、天然素材のさらなる有効利用と共に、新しいタイプの複合材料の開発が進められています。たとえば、CO2排出の削減を目指した低環境負荷型の革新的材料開発が期待されています。

具体的な取り組み



具体的には、金沢工大の技術と産総研の研究を併せ持つことで、「資源循環型複合材料の開発」や「低環境負荷で競争力のある複合材料の開発」に取り組んでいます。これにより、地域の経済が活性化し、持続可能な社会制度を築くための基盤が整います。

シンポジウムの詳細



シンポジウムは、ANAクラウンプラザホテル金沢で開催され、参加は無料ですが、事前申し込みが必要です。定員は100名で、2024年10月18日までの申し込みが求められます。
当日のプログラムには、基調講演の他、各研究者による講演が組まれており、サーキュラーエコノミーに関連する様々な取り組みが紹介される予定です。

このシンポジウムは、技術革新を通じた地域経済の発展に寄与すると同時に、全国的な成果の普及にも寄与するでしょう。持続可能な未来に向けた重要な一歩として、多くの参加が期待されています。


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