日本初の核融合炉開発に挑戦するHelical Fusion
概要
株式会社Helical Fusionは、磁場閉じ込め方式を用いて商用核融合炉を実現しようとする、日本初のスタートアップです。この挑戦は、60年以上にわたる核融合研究の集大成であり、ついに実現に向けた具体的なビジョンが明らかになりました。
核融合技術は、太陽や星々が生み出すエネルギー源で、地球上での持続可能なエネルギー供給を可能にします。Helical Fusionは、高温のプラズマを安定させるために、DNAの特性を持つ二重らせん構造の超伝導ヘリカルコイルを活用した「ヘリカル方式」を採用し、さらに先進的な技術を追加した世界初の定常核融合炉の開発を目指しています。
ミッション
Helical Fusionのミッションは、核融合エネルギーを実用化し、持続可能な世界の実現を範囲に持っています。惑星規模の環境問題解決やエネルギー問題への新たな切り口を生み出し、恒久的に持続可能な社会を目指す存在となることが企図されています。
ビジョン
同社は、全人類が等しく豊かで平和に生活するために、地球に優しいエネルギーの供給が不可欠であるとの信念に立っています。核融合技術は、石油や天然ガスといった地下資源を節約し、温室効果ガスや高レベル放射性廃棄物の排出をなし、気候変動の影響に左右されることのない安定したエネルギー供給を可能にします。これにより、必要な時に誰もが安全にエネルギーを利用できる社会が実現できると考えています。
バリュー
新しいアイディアや視点は、常に挑戦であると同時に大きな可能性を秘めています。Helical Fusionは、先入観に囚われず、良いアイディアがあればそれを実現し、社会に貢献していく姿勢を強く持っています。
事業内容
事業内容には、核融合炉の設計、技術開発、要素技術の提供などが含まれます。未来のエネルギー技術の中心となるべく、着実に世の中への貢献を果たすことを目指しています。
共同創業者のプロフィール
宮澤 順一
共同創業者であり研究開発担当の代表。プラズマ実験の第一人者で、さまざまな先進技術に従事し、研究所で教授を務めています。東京大学大学院博士課程を中退し、総合研究大学院大学で博士号を取得。
田口 昂哉
経営を担当する共同創業者。大手銀行や国際協力機関での経験を生かして、Helical Fusionを設立。京都大学大学院で倫理学を学びました。
柳 長門
共同創業者であり、取締役。大型ヘリカル装置の開発に携わり、核融合科学研究所の教授としても活躍しています。
後藤 拓也
核融合炉システムの設計専門家として、ヘリカル型のシステムコードの開発を行いながら、助教として教育にも貢献しています。
顧問
相良 明男
科学顧問を務め、ヘリカル型核融合炉の設計活動を推進し続けるスペシャリスト。さまざまな学術的業績も残しています。
会社概要
株式会社Helical Fusionは2021年10月に設立され、公式ウェブサイトは
こちらです。今後の発展が期待されるこのスタートアップは、核融合技術を通して人々の暮らしをより良くするための取り組みを進めています。
お問い合わせ
興味のある内容や詳細については、
メールまでご連絡ください。